永青文庫展ギャラリートーク

カテゴリ:協力会ギャラリートーク 投稿者:editor

 1月15日日曜日、昨日から全国的に大雪に見舞われるなか、名古屋市美術館では協力会の会員限定ギャラリートークが開催されました。当日解説してくださる予定だった保崎学芸員が公共交通機関のトラブルに巻き込まれ開始時間に間に合わず、急遽副担当の角田美奈子学芸員による助っ人解説がはじまりました。

急遽解説してくださった角田学芸員

急遽解説してくださった角田学芸員


 永青文庫のコレクションは、大名細川家に伝来した文化財、そして、かつて総理大臣をされた細川護熙さんのおじいさんに当たる細川護立さんが蒐集した膨大な美術工芸品によって成り立っています。護立さんは優れた目利きとして知られ、後に日本美術の発展に大きく貢献することになる横山大観、下村観山、菱田春草などの、当時まだ評価の定まっていない作品なども蒐集しています。近年大変な人気の白隠や仙厓の書画も多数展示されており、今回の展覧会では、日本画の優品に加え、これらの禅画も楽しむことが出来ます。
保崎学芸員到着!ここで交代です

保崎学芸員到着!ここで交代です


 話を聴いているうちに保崎学芸員が到着!6時からの約1時間は、各作品についてのエピソードなどを話してくださいました。その間も角田学芸員も解説を加えてくださり、当日集まった会員は二人の学芸員からの解説にご満悦でした。
 展覧会は前期後期で作品の入れ替えあり。後期には春草の黒き猫も展示されます。必見です。

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