田渕俊夫氏を囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:editor

4月22日、「いのちの煌めき 田渕俊夫展」記念対談の後、「田渕俊夫氏を囲む会」がおこなわれました。ワインやご馳走を囲んで和やかな雰囲気のなか、参加者の皆さまにもくつろいでいただきました。

開始前の記念撮影

開始前の記念撮影

女性陣も先生のお話に満足気

女性陣も先生のお話に満足気

先生からもお言葉をいただきました

先生からもお言葉をいただきました

田渕俊夫展ギャラリートークとメナード美術館

カテゴリ:協力会ギャラリートーク 投稿者:editor
神谷元副館長さんによるギャラリートーク

神谷元副館長さんによるギャラリートーク

 神谷元副館長のギャラリートーク、とても面白かった、特に裏話が。田渕俊夫画伯の日本画に対する意気込みがとても良く分かった。そのギャラリートークの中で、全く本質的でないのだが、中部国際空港滑走路の×印、全く気づいていなかった。図録の写真と展示作品の細かな違いを気にする人は殆どいないだろう。中部国際空港の某氏に聞いたところ、実物を良く見ると×印がかすかに見えるそうだ。

 ギャラリートークの翌々日、同時期開催されている、メナード美術館の「開館25周年記念田渕俊夫 技のひみつ」を観に行った。作品数は少ないが、絵の具やOHPの使い方など、ギャラリートークで聞いた話が納得できる展示だった。

旅ジロー

大きな絵は圧巻!

大きな絵は圧巻!

ニューヨークに行ってきました

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

3月末にニューヨークに行ってきました。目的は美術鑑賞とオペラ鑑賞。

到着翌日、メトロポリタン美術館別館のクロイスターズとメトロポリタン美術館、その翌日フリックコレクションへ。今回はグッゲンハイム、ホイットニー、MOMAはパス。クロイスターズのチケット売り場のお姉さんが親切におしえてくれたので入場料10ドルで本館、別館とも入場することができました。クロイスターズでは係の人が中庭も案内してくれ工事中の庭を拝見、午後にはメトの本館に移動。人の多いこと、多いこと。今回はフェルメールとモディリアーニと現代美術だけにしぼって鑑賞。モディリアーニは5点並べてありその横にはスーチィンの絵もありました。壁が白なので絵の印象がとても鮮やか。名古屋市美でのモディリアーニの絵は落ち着いた感じの印象を受けるがこれらはすこし違う。

描いている対象が違うので当然だろう。フェルメールの「信仰の寓意」は女性の右足が妙に不自然で印象に残る絵で私の好きな絵の一枚だ。また楽しみにしていたホックニーの絵も鑑賞。ずいぶん前にロンドンのテートギャラリーで購入したポスター、題名はたしか「The bigger splash」だったと思うが現在も自分の部屋を飾っている。翌日はフリックコレクションでフェルメール、ルノアール、ブーシェ、フラゴナール、ホルバイン、エル・グレコ、ドガ、アングルの絵を鑑賞。有名画家の質の高い絵が多い。さすがだ。その中ではフィリッポ・リッピの受胎告知に感動。やっぱりあの時代の絵が私は一番好きであることを再認識。音楽鑑賞だがメトロポリタンのオペラ「愛の妙薬」「マクベス」どちらも大満足。でもニューヨークフィルのチャコフスキーの6番は最悪。指揮がドホナーニなのにがっかり。情感に乏しい。音はよく鳴らしているのだが。今回のニューヨークの宿泊は4日であったがホテルを5番街、グランドセントラル駅、ウオール街とホテルを代えて移動したこともありおもしろい旅となった。ホテルごとに対応がさまざまでその違いも楽しむことができた。

谷口 信一

お勧め本

カテゴリ:アート・ホット情報 投稿者:director

4月29日、名古屋市美術舘協力会の春のツアーが行われます。
行き先は京都で三ヶ所を回ります。個人的に楽しみにしているのが、京都国立博物館の「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」です。五摂家の筆頭の近衛家の宝物を堪能したいと思います。この展覧会を観るには、藤原氏の歴史を多少知っておいた方が良いと思い、私のお勧め本を紹介します。

 朧谷 寿(おぼろや ひさし)著
「藤原氏千年」 講談社現代新書 1996年
今でも手に入れやすく、新書版で約200ページ。始祖の藤原鎌足から近世まで、わかりやすく解説されています。平安末に藤原摂関家が五つに分裂する様子も、この本を読めば良くわかるでしょう。ご興味がある方はご一読を。

会員 ボギー鈴木