平成24年度協力会継続入会のご案内

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:editor

 日頃は、名古屋市美術館協力会の運営にご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

 現在協力会の会員の皆さまは、平成24年3月31日をもちまして、会員有効期限が終了いたします。引き続き、ご継続いただきますようお願い申し上げます。

<お手続き方法>

○ 郵便振込みの場合    お近くの郵便局で、お振込みください。

○ ご来館の場合       1階総合案内で、総務課を呼び出してください。

 また、平成24年4月30日までに継続手続きをしていただいた方には、もれなくキスリング「新聞のある静物」のテレホンカードをプレゼントいたします。 

協力会事務局

ベン・シャーン展 ギャラリートーク

カテゴリ:協力会ギャラリートーク 投稿者:editor
テーブル状の展示ケースの中をのぞきながらおしゃべり

テーブル状の展示ケースの中をのぞきながら

 2月12日、名古屋市美術館にて開催されているベン・シャーン展のギャラリートークが行われ、48名が参加しました。ベン・シャーンはクロスメディア・アーティストと称され、写真、絵画、グラフィック・アートなどの様々な方法で彼の生きた時代の社会問題や世相を表現した作家で、参加者は担当学芸員の角田美奈子さんの解説を交えてゆっくりと鑑賞することが出来ました。

当日は48名の会員が参加

当日は48名の会員が参加

 

 今回の展覧会で一番印象深かったのは第五福竜丸事件をとりあげた『ラッキー・ドラゴン』(1954年、ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験により静岡県焼津港所属のマグロ漁船第五福竜丸が被曝した事件)で、この事件の最初の犠牲者となった無線長・久保山愛吉さんの肖像画が描かれていました。世界で唯一の原爆被爆国である日本で、しかも昨年3月に津波によるものとはいえ原子力災害に見舞われているなかでこのような作品に出会うと、あらためて放射能の恐ろしさについて考えさせられます。

会員 中村麻弥

直接角田学芸員に質問する会員も…

直接角田学芸員に質問する会員も…

ラッキー・ドラゴンの前で

ラッキー・ドラゴンの前で

世界遺産ヴェネツィア展

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

 1月29日日曜日は1年でも最も寒い季節ですが美しい冬晴れになり、空気は冷たいながらも日が照ると明るく、なんとなく陽気な気分でヴェネツィア展に向かいました。

 展覧会が開催されている名古屋市博物館主事の辻元さんにご案内いただき、入口左手の展示説明室にて1時間ほどのレクチャーを受けました。ヴェネツィア展の担当学芸員五味良子さんのお話は興味深く、今回の展覧会で出品されている彫刻、絵についてのみならず、靴や衣装などの日用品についてもそれらのユニークな形が紹介され、そのような形に作られるに至った当時の歴史的背景をふまえてご説明いただきました。

 レクチャーの後は自由鑑賞。まずは『黄金期』と題されるのも理解できるヴェネツィア共和国の大航海時代を表す展示物。ヴェネツィアの鳥瞰図や地図、航海用のコンパスや地球儀も、あの時代には最先端のものだったのだろうなあと考えるとロマンが感じられました。航海図なども、実用のために正確に引かれた線や様々な色分けされた図形なのだけれど、何か美術品のような美しさがあって楽しい。

 絵画は当時の歴史を記録するような役割を持つものが多かったように思いました。ヴェネツィア海軍総督の肖像やマルコ・ポーロの帰還を見ても、ヴェネツィアが広い世界への航海の拠点として栄えていたのがわかります。

 しかし何と言っても私が一番楽しめたのはヴェネツィアン・ガラスでした。なかでもシャンデリアは圧巻の美しさで、何百という美しいガラスのパーツを鉄の骨組みに1つずつ嵌めていって完成されるという大規模なものでした。ガラスのパーツはカラフルな吹きガラスで、花の形に作られているものもあれば日本の大正ガラスのカキ氷入れのような噴水型のものもあり、鮮やかでした。その他にもフルーツ皿や杯など、ガラスで作られた食器は、実際に使ってみたくなるような美しいものでした。

 最後にやはり博物館にきたら商店街の山田餅本店で大福餅を買って帰らなければ。この日もお店は大繁盛で(女性多し)様々な種類の大福餅が飛ぶように売れていました。

会員 中村麻弥

「ベン・シャーン展」トークのご案内

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:editor

この催しは終了しました。

「ベン・シャーン/クロスメディア・アーティスト展」ギャラリートークを以下の日程で開催します。

開催日: 2012年2月12日 17:10~(予定)
講 師:角田美奈子 学芸員
集合場所:2階講堂

名古屋市美術館協力会事務局