六本木アートナイト2019(その3)

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:members

 5月26日、早朝。前日からのアートツアーの疲労もあり、夜通し開館していた森美術館で「六本木クロッシング2019展:つないでみる」を見ながら、空が白むのを見ていた。

館内には、他にも大勢の観客がおり、窓辺で静かに景色を眺める人、テンション高めでじゃれている人、スマホで誰かと話している人など様々だった。

 午前5時30分過ぎ、アリーナに降りた。今回のアートナイトで一番驚いた「ラジオ体操」が始まろうとしていた。

六本木アートナイト アリーナ

 これから始まるのは「クラシックなラジオ体操」(日本フィルハーモニー交響楽団xインビジブル)。そう、夏休みの朝に公園とかで見かける、あれ。ただし、日本フィルの生演奏付き。中央では正装の演奏者らが準備中。参加者の皆さんは音楽が始まるのを待ち構えている。

ちなみに、真夜中には同じ場所で「六本木夜舞場 (真夜中の盆踊り)」で盛り上がっていたらしい。残念ながら、こちらは見学できず。

六本木アートナイト ラジオ体操

 午前5時50分頃。ここ数年、六本木アートナイトの恒例行事らしく、元気で楽しそうなラジオ体操が始まった。ご近所の方たちと思われる、親子連れもちらほら見かけた。聞いていた話が目の前で再現されるのだが、残念なことに疲労感が強く、ただ見ているだけで精いっぱいだった。

 ラジオ体操のあと、近くにいた観客と、残りのプログラムや、国内各地の芸術祭のことについて、簡単な意見交換ができた。

「あいちトリエンナーレ」にも行きたい、という意見もあった。ともあれ、六本木アートナイトは想像以上にハードなアート体験だった。

杉山 博之

六本木アートナイト2019(その2)

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:members

 六本木アートナイトでは、より多くの来場者にアート散策を楽しんでもらうため、様々なプログラムを用意している。

例えば、バリアフリーツアー(車椅子・ベビーカー等の利用者向け)、外国語ガイドレクチャー(英語、中国語、韓国語に対応)など。

今回は「六本木アートナイトをもっと楽しむガイドツアー」に参加することにした。

六本木アートナイト 西公園の様子

 集合場所の西公園にも作品が設置されている。昼間は太陽光が強く、発光する作品とは思わなかったが、ずいぶん見やすくなっていた。

最終のツアーは午後11時に出発。所要時間は約1時間なので、解散するのは午前零時過ぎ。先日、エルメスで鑑賞した「ピアニスト」みたいだ。

六本木アートナイト  ノースタワー前

 カラフルなライトボックスの表面は黒い塗料で覆われており、観客が長い串のようなもので塗料をこすり落とすと、だんだん明るくなってゆく。観客参加型の作品で、とても賑わっていた。

六本木アートナイト 路地裏にて

 周辺の民家の就寝を妨げないよう、静かに進むツアーの途中、ふと振り返ると、窓に照明のともった六本木ヒルズ。皆さん、まだ仕事中? 

美術作品ではないけれど、とてもシュールな光景にツアー参加者から軽いどよめきが上がった。

 ここ数年、毎年来ているという参加者もいて、夜のプログラムの充実ぶりに拍手。延長営業する飲食店(手ごろな価格の居酒屋など)もあり、休憩場所にも困らない。

(その3)へ

杉山 博之

2019オリジナルカレンダーのお知らせ 松本陽子氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:members

2019年の協力会オリジナルカレンダーの作家は松本陽子氏に決定しました。

松本陽子氏は東京生まれ、東京藝術大学美術学部油画科を卒業。1960年頃より、抽象絵画の制作を始めます。1980年代から1990年代にかけ、ピンクを主調色とした独自の抽象絵画のスタイルを完成させました。また、名古屋市美術館で開催された「モネ それからの100年」に作品が出品されました。

会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。

名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。

お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。

2018オリジナルカレンダーのお知らせ 山田純嗣氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:members

2018年の協力会オリジナルカレンダーの作家は山田純嗣氏に決定しました。

山田純嗣氏は長野県生まれ、平成24年の「ポジション2012」に出品しています。

今回のカレンダーは、セザンヌの≪赤いチョッキの少年≫をもとにしていますが、主題となる少年の部分は空白になっています。その空白の周辺には、セザンヌの作品には描かれていない動物や植物が、細かい筆致でびっしりと描かれています。

図と地の関係を逆転させたその絵柄から、「人は絵を見て何を見ているのだろう」という作家の思いを読み取ってください。

会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。

名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。

お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。

2017オリジナルカレンダーのお知らせ 庄司達氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:members

2017年の協力会オリジナルカレンダーの作家は庄司達氏に決定しました。

庄司達氏は京都市生まれ、京都市立美術大学専攻科彫刻専攻を修了。現在は、名古屋芸術大学で後進の指導に当たっています。その作品は、白い布によるインスタレーションが多く、名古屋市美術館の所蔵作品点でも時折、展示されます。

制作されたカレンダーは布製ではありませんが、たくさんの布が重なり合い、風になびく様子がカラフルな77本の波線で表現されています。

会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。

名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。

お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。

2016オリジナルカレンダーのお知らせ 設楽知明氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:members

2016年の協力会オリジナルカレンダーの作家は設楽知明氏に決定しました。

設楽知明氏は北海道生まれ、愛知県立芸術大学で教鞭をとられています。名古屋を中心に精力的に作品を発表し続け、1994年に名古屋市美術館で開催された「ポジション展」にも作品を出品しています。そのご縁で、オリジナルカレンダーをお願いすることとなりました。

会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。

名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。

お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。

error: Content is protected !!