特別展「コレクションを極める」展トーク

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

この企画は終了しました。

特別展「コレクションを極める」展ギャラリートーク開催のお知らせ


日時 : 2010年2月7日(日) 17:00~

担当学芸員が展示室内で作品を前に直接お話します。
参加される方は、先日送付した参加申込書を持参の上、17:00までに2階講堂にお集まり下さい。
これは協力会会員を対象にした催しです。

2010オリジナルカレンダーのお知らせ 櫃田伸也氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:editor

 2010年版協力会オリジナルカレンダーが出来上がりました。

 今回は、愛知県立大学名誉教授、東京藝術大学名誉教授の「櫃田 伸也」氏の版画作品、《通り過ぎた風景》(エディションナンバー、署名入り)のカレンダーです。

櫃田伸也氏は、魅力的な作家であると同時に、優れた教育者でもあり、2009年はあいちトリエンナーレのプレイベントとして、「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」展が愛知県美術館と名古屋市美術館で開催されました。

 今回のカレンダーには2種類の絵柄があります。現在の会員の方には、事務局で絵柄を抽選し、先週より発送を始めました。新しく入会される方には、残数のある限り、先着順でお渡ししますが、なくなり次第終了させていただきます。

この素敵なカレンダーをあなたも飾ってみませんか。

コレクション解析学 《陶器(スルバランによる)》

カテゴリ:コレクション解析学 投稿者:editor
コレクション解析学2009-2010の11月29日(日)の第4回講座に参加。
今回は福田美蘭の《陶器(スルバランによる)》という作品。この講座は名古屋市美術館学芸員による収蔵作品をさまざまな切り口から解説しその作家の全体像を紹介するもので、毎回楽しみにしている。
今回の講師は市美術館の清家学芸員で、興味深い話題満載でした。
17世紀スペイン絵画の巨匠スルバランの略歴に始まり、福田美蘭の絵の購入のきっかけとなった経緯を説明(1992年の「スペイン・リアリズムの美~静物画の世界~」展の時にあわせて開催された森村泰昌・福田美蘭によるスペイン静物画へのオマージュ展に出品された作品だとのこと)。それから福田美蘭の安井賞受賞作品の「グリーンジャイアント」の解説や彼女の作品におけるモザイク処理のエピソードなどおもしろい内容。
その場にいた人たちの笑いを誘ったのが女性二人を描いた彼女の作品。最初は何の絵か見当もつかず、変な絵だと思っていたら、その絵はルーヴル美術館収蔵のダヴィンチの「聖アンナと聖母子」の絵を元に、その中に描かれている幼子イエスの視点から描くとどんな絵になるのかと想像して描いた作品。とてもユニークだ。またボッティチェッリの「春」を西風ゼフュロスの視点からみた絵を描いた作品。振り返っているフローラがなんともかわいらしい。さらに、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」では右と左を反転させて描いた作品。彫師たちはこの構図を見ていたのだろうと私たちに考えさせる作品。現代美術でありながら過去の時代背景をも取り込んでいる。
あらためて現代作家はあらゆるアプローチを駆使して自分の芸術性を高め表現していくことを理解させられた今回の講座でした。担当者の熱意あふれる解説であっという間の100分。今回は特別に福田美蘭さん提供の図録までいただきました。
市美術館のこの講座、絵のさまざまな見方の知識が増えて楽しいですよ。みなさん、ぜひ参加されることをお勧めします。
谷口 信一

「絵画と写真の交差」展ギャラリートーク

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor
 白川公園の木々が色づき始めた11月8日夕方より名古屋市美術館 特別展「絵画と写真の交差」展の協力会会員向けギャラリートークが始まりました。
 今年の春から会員になりましたが、楽しみのひとつが特別展ギャラリートークでした。
 今回の展覧会を担当した学芸員の原沢暁子さんが約1時間20分くらいかけて写真が発明される以前から現在の写真に至るまでを絵画と関連付けながらわかり易く解説されました。
 270点ある作品の展示は時代別になっています。解説を聞きながら作品鑑賞をした中で印象に残ったことを書いてみたいと思います。
 写真が発明される以前の絵画「農民の結婚式」ブリューゲル(父)作の本物はウイーン美術史美術館にあるそうですが、ブリューゲル(子)の模写作品でも結婚式に参加している農民のいきいきした動きや、奥のほうでほんのり頬を染めて座っている花嫁の幸せ感が伝わってきました。

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櫃田伸也氏を囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:editor
この企画は終了しました。

今年度最初の作家を囲む会をご案内いたします。
従来より協力会では企画展示の際、出品作家をお招きして歓談をする機会を設けています。今回お招きする作家は、現在、B1展示室で「放課後のはらっぱ」展を開催中(~10月18日)の櫃田伸也氏です。

☆日  時 : 10月12日(月・祝)17:10 ~ 19:00頃
☆集  合 : 2階講堂 17:00
☆会  費 : 1000円
☆会  場 :  カフェ☆ステラ(美術館1F)
☆参加連絡: 電話にて、美術館協力会事務局(052-212-0001)まで
☆締切り : 10月 5日(月)
☆その他  : 会員同伴なら会員以外の方もOK

櫃田伸也氏のプロフィール
1941年東京生まれ。東京藝術大学大学院終了後、長く愛知県立大学と東京藝術大学で教鞭をとる。1985年安井賞受賞。作風は叙情的なやさしい色彩の風景画ですが、壁面、草原を描くマチエールに懐かしさを覚えます。
愛知県美術館と同時開催(~10月25日)ですので、こちらもご覧ください。

「日本の表現主義展」トーク

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

協力会の行事の一つに美術館閉館後に行われるギャラリートークがあるが、これは各特別展ごとに名古屋市美術館の担当学芸員から話を聞く催しで、私も何回か参加しているが、毎回新しい発見がある。

今回は5つの美術館を巡回する「躍動する魂のきらめき:日本の表現主義展」で各美術館の学芸員が共同企画した展覧会で、なかなか面白い。
面白い第一の点は展示物が多岐に渡っている点である。当然絵画あり、そして写真、工芸品、家具、舞台装置模型、建築物模型等がある。
関連の催し物としては記念講演会が2つ,名古屋市美術館の展示を担当した竹葉学芸員の作品解説会、そしてドイツ表現主義映画上映会、無声映画と音楽の出会い、それとボランティアによるギャラリートークと多彩な催しも珍しい。
私は単なる素人で、表現主義というと「何を」表現するの?と問いかけたくなるんだけど、絵画、写真というと視覚媒体なんだけど、他の4覚,聴覚、臭覚、触覚、味覚が視覚媒体で表現できるのかなとか余分な事を考えてしまう。
特に竹葉学芸員の専門の写真だと素人は写真は写実だと思うけど写真家は色々な手段を使って独自性、芸術性を表現しようと努力する事を改めて知った。参加者は35名となかなかの盛会であった。

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