3月15日、日曜日、ダンサーの三輪亜希子さんのパフォーマンスの後、三輪さんと作家のD.D.さんとCONTAGIOUS ORGASMさんをお迎えし、「作家を囲む会」が行われました。
○ 作家を囲む会は、開催中の展覧会にちなんだ作家を美術館内のカフェにお迎えし、直接いろいろなお話を聞く貴重な機会になります。
これからも折を見て開催しますのでお楽しみに。
協力会事務局
2014年
3月15日
3月15日、日曜日、ダンサーの三輪亜希子さんのパフォーマンスの後、三輪さんと作家のD.D.さんとCONTAGIOUS ORGASMさんをお迎えし、「作家を囲む会」が行われました。
○ 作家を囲む会は、開催中の展覧会にちなんだ作家を美術館内のカフェにお迎えし、直接いろいろなお話を聞く貴重な機会になります。
これからも折を見て開催しますのでお楽しみに。
協力会事務局
2013年
8月22日
8月11日(日)の夕方、先日から始まった「あいちトリエンナーレ2013」のギャラリートークが行われた。先回の「あいトリ2010」でも多くの作品に出会えたが、今回はガイドトーク・ボランティアに参加していることもあり、とても楽しみにしていた。
いつもどおり、2階講堂に集まって概説を聞く。担当の山田学芸係長は開口一番「現代美術のギャラリートークに50名を超える参加者がいて驚いています」と言われたが、確かに「あいトリ2010」のときは10名くらいだったので、ずいぶん注目度が上がったようだ。
今回、名古屋市美会場で展示されていた5名の作家のうち、とりわけ印象的だったのは、杉戸洋氏の空間構成と、藤森照信氏の「泥舟」だった。2階展示室を大きなカラーメッシュでいくつもの小部屋に分割した杉戸氏の作品の中に入ると、まるで氏の作品中の登場人物になったかのように、心地よい色彩に取り囲まれる。ただ、仕切りの発泡スチロールのブロックは崩れやすいので要注意。
展示室を出て、美術館東側に回ると見えてくるのが宙に浮かぶ「泥舟」だ。まるで、ぶんぶく茶釜の狸みたいでユーモラスな形をしている。美術館開館時間中は予約制で梯子を上って、中に入れるそうだが、人気が高く、かなり待たなければならないようだ。すでに、舟に登った人によると、お昼前後は中が暑いので、夕方がおすすめ!らしい。
ギャラリートークはさらに続き、サンクンガーデンの青木野枝氏の「ふりそそぐもの」の間を抜け、地下の常設展示室へ入ると、岡本太郎氏、荒川修作氏の作品に出迎えられる。山田学芸係長によれば、今回のあいトリ2013の展示は、常設展示の作品も含めて完結しているそうなので、こちらも見逃せない。
そんな、こんなでギャラリートークも無事終了!したのだが、解散と同時に足早に北の方角に向かうグループがあった。トークと同時刻に行われたマーロン・グリフィスのパレードを見に行ったらしい。彼らはパレードに間に合ったのだろうか。
ともあれ、あいトリ2013の夏はアツイようだ。
杉山 博之
2013年
7月29日
7/28(日)10時から「空飛ぶ泥船ワークショップ」が藤森先生の挨拶で始まりました。藤森先生は体育祭の校長先生のような真っ白な出立でした。
参加者28名(大人20名、小人8名)、名古屋市美術館の関係者5名、名古屋市美術館ボランティアガイド9名、あいちトリエンナーレ実行委員会事務局6名、総数48名で作業開始。
今回のワークショップは「泥船」を支える鉄柱2組、計4本に杉の皮を巻く事でした。最初に杉の皮を固定する銅線を切るグループと長い杉の皮を30㎝に切るグループに別れて作業が始まりました。銅線と杉の皮が準備出来たら鉄柱に巻き始めるグループも作業開始でした。快晴の中、厳しい暑さにも関わらず皆元気に午前中の作業は終了しました。
12時頃名古屋市美術館の講堂で食事休憩を取りました。藤森先生より「泥船」についてのレクチャーもあり、参加者全員熱心に聴き行っていました。
13時から午後の作業が再開されました。鉄柱に杉の皮を巻く再開を全員で作業しました。真夏の太陽にさらされ鉄柱は素手では触れない位暑くなっていました。途中、銅線が足りなくなってしまいましたが、予定より早く作業は終了しました。後片付け等済まし完成した鉄柱の前での記念撮影は感無量でした。
厳しい暑さにも関わらず皆元気で無事作業が終わったのは関係者の方々のおかげと感謝しています。
8/10からのあいちトリエンナーレで「空飛ぶ泥船」を見るのがとても楽しみです。充実した素晴らしいワークショップでした。
松本 裕子
2013年
4月30日
二班にわかれ地下1階から深谷副館長が約40名を担当、保崎さんが1階から約40名を担当し、ギャラリートーク開始。私は保崎さんのグループに参加。明治、大正、昭和にわたる作品とその時代の描写技法。そしてその時代における松園の心の内面など詳細に説明を受けました。また着物の柄やかんざしからその人のひととなりを読み解いたり、また「花がたみ」では絵の髪型、やぶれた扇子、籠の中の手紙を紐解きながらその絵を解説。
2012年
12月1日
2013年の協力会オリジナルカレンダーの作家は青木野枝氏に決定しました。
青木野枝氏は東京生まれ、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科、同大学院造形研究科を修了。鉄板を溶断、溶接し、円や丸などの基本となる形をつないで作られる作品は、自然において循環する折々の水の姿を表しています。青木ほど、大気に立ちのぼる水を主題とする作家は他におらず、彫刻の表現に新しい可能性をもたらしました。カレンダーの作品も≪ながれつづける≫と題され、水を想起させるものになっています。
会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。
☆
名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。
お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。
2012年
10月26日
秋晴れの10月21日、名古屋まつりの一日、名古屋市美術館地下の常設展で行われた「まるっと1日 わくわくArt」に参加して来ました。
この企画は常設展示室を無料公開して、美術館ボランティアの皆さんと観客が、ギャラリートークを中心に、気軽に作品を楽しむもので、毎年この時期に行われ、もう恒例行事として定着した感があります。毎年多彩なイベントを用意され、その努力には敬服するばかりです。そして私は毎年楽しみにしております。
さて、今年のラインナップは、「1点トーク」、「建物ガイド」、「彫刻ガイド」、「アートカードで遊ぼう」の4つです。1点トークとは常設展示室の4つの部屋から、1点ずつ作品を選び、ボランティアが趣向を凝らして紹介するものです。建物ガイドとは、黒川紀章が設計した建物の魅力をボランティアと建物の内外を回るツアーで、彫刻ガイドとは美術館周辺の野外彫刻を回るツアー、アートカードで遊ぼうとは、美術館にある作品写真にした「アートカード」を使ってボランティアと一緒にゲームを楽しむものです。
午前の1点トークでは「現代の美術」に展示されている、森村泰昌の「兄弟(虐殺Ⅰ)」と「兄弟(虐殺Ⅱ)」を、女性2人組のボランティアが、掛け合い漫才のように紹介され、その軽妙なテンポに観客は魅了されました。近年、森村氏の「戦場のレクイエム」展や「まねぶ美術史」展を観ている私にとっても、非常に興味深いトークでした。
午後からの1点トークでは、別の女性ボランティアがシャガールの「二重肖像」を取り上げられ、その画題について要領良くまとめて紹介されていました。ちょうど先週に岐阜県美術館で「シャガール」展を観た私にとって格好の復習になり、京都文化博物館の「シャガール」展を観る前の予習になる話でした。また岡本太郎の「明日の神話」を取り上げられた男性のボランティアの話は、観客からの質問もあり、かなり盛り上がりました。
建物ガイドや彫刻ガイドは普段見過ごされがちの野外彫刻や建物外部から美術館を観るという斬新な企画で、美術館の楽しみ方がまた一つ増えた気分です。そして「アートカード遊ぼう」では、たまたま遊びに来た小学生と、美術作品の共通性、どこが似ているかなどについて話し合いました。絵画と彫刻の共通性など、大人は最初から考えませんが、子供たちはその豊かな発想力で次々と発見していき、正直、新鮮な驚きでした。
以上、私が参加したイベントの一部について書きましたが、まだまだ書ききれません。それだけ印象に残る楽しいことがあったからでしょうか。普段は特別展だけ観て帰る私ですが、今後は毎日11時と14時から行われる常設展のギャラリートークに積極的に参加しようと思い、名古屋市美術館を後にしました。来年また参加したいものです。
PS
名古屋市美術館協力会のブースも出店。役員の方は入会申込書を配り、PRをしておりました。
ボギー鈴木(会員)