まるっと1日 わくわくArt

 秋晴れの10月21日、名古屋まつりの一日、名古屋市美術館地下の常設展で行われた「まるっと1日 わくわくArt」に参加して来ました。
この企画は常設展示室を無料公開して、美術館ボランティアの皆さんと観客が、ギャラリートークを中心に、気軽に作品を楽しむもので、毎年この時期に行われ、もう恒例行事として定着した感があります。毎年多彩なイベントを用意され、その努力には敬服するばかりです。そして私は毎年楽しみにしております。

新宮晋作品の前にて

なごやまつり わくわくアート 新宮晋作品の前にて

 さて、今年のラインナップは、「1点トーク」、「建物ガイド」、「彫刻ガイド」、「アートカードで遊ぼう」の4つです。1点トークとは常設展示室の4つの部屋から、1点ずつ作品を選び、ボランティアが趣向を凝らして紹介するものです。建物ガイドとは、黒川紀章が設計した建物の魅力をボランティアと建物の内外を回るツアーで、彫刻ガイドとは美術館周辺の野外彫刻を回るツアー、アートカードで遊ぼうとは、美術館にある作品写真にした「アートカード」を使ってボランティアと一緒にゲームを楽しむものです。

 午前の1点トークでは「現代の美術」に展示されている、森村泰昌の「兄弟(虐殺Ⅰ)」と「兄弟(虐殺Ⅱ)」を、女性2人組のボランティアが、掛け合い漫才のように紹介され、その軽妙なテンポに観客は魅了されました。近年、森村氏の「戦場のレクイエム」展や「まねぶ美術史」展を観ている私にとっても、非常に興味深いトークでした。
午後からの1点トークでは、別の女性ボランティアがシャガールの「二重肖像」を取り上げられ、その画題について要領良くまとめて紹介されていました。ちょうど先週に岐阜県美術館で「シャガール」展を観た私にとって格好の復習になり、京都文化博物館の「シャガール」展を観る前の予習になる話でした。また岡本太郎の「明日の神話」を取り上げられた男性のボランティアの話は、観客からの質問もあり、かなり盛り上がりました。

青木野枝作品の前にて

なごやまつり わくわくアート 青木野枝作品の前にて

 建物ガイドや彫刻ガイドは普段見過ごされがちの野外彫刻や建物外部から美術館を観るという斬新な企画で、美術館の楽しみ方がまた一つ増えた気分です。そして「アートカード遊ぼう」では、たまたま遊びに来た小学生と、美術作品の共通性、どこが似ているかなどについて話し合いました。絵画と彫刻の共通性など、大人は最初から考えませんが、子供たちはその豊かな発想力で次々と発見していき、正直、新鮮な驚きでした。
 以上、私が参加したイベントの一部について書きましたが、まだまだ書ききれません。それだけ印象に残る楽しいことがあったからでしょうか。普段は特別展だけ観て帰る私ですが、今後は毎日11時と14時から行われる常設展のギャラリートークに積極的に参加しようと思い、名古屋市美術館を後にしました。来年また参加したいものです。

PS
 名古屋市美術館協力会のブースも出店。役員の方は入会申込書を配り、PRをしておりました。
 ボギー鈴木(会員)
 

「ポジション2012展」作家を囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:members

「ポジション2012展」作家を囲む会を開催しました。
その様子を写真でご紹介します。

まず、会長のあいさつ。

2012_ポジション展_作家を囲む会_はじめ!!

2012_ポジション展_作家を囲む会_はじめ!!

2012_ポジション展_作家を囲む会_聞く

2012_ポジション展_作家を囲む会_聞く

乾杯をして、食事です。今日のメニューはおいしそう。

2012_ポジション展_作家を囲む会_食べる

2012_ポジション展_作家を囲む会_食べる

お気に入りの作家さんに展示されている作品のこと、普段の制作のこと、次に構想している作品のこと、何でも質問してみます。

2012_ポジション展_作家を囲む会_話す

2012_ポジション展_作家を囲む会_話す

記念撮影。

2012_ポジション展_作家を囲む会_最後に

2012_ポジション展_作家を囲む会_最後に

2012_ポジション展_作家を囲む会_おまけ

2012_ポジション展_作家を囲む会_おまけ


協力会事務局

ポジション2012展 コンサート&制作パフォーマンス

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:members

文谷有佳里氏(出品作家)、高山葉子氏(作曲家)によるポジション2012展コンサート&制作パフォーマンス(6月2日)が行われました。
ちょこっと見てきたので、会場の様子をレポートします。

Black Lines -the Digest of Performance in POSITION 2012

ポジション2012_制作中 文谷有佳里氏

ポジション2012_制作中 文谷有佳里氏


ポジション2012_制作中2 文谷有佳里氏

ポジション2012_制作中2 文谷有佳里氏


ポジション2012_終演後のロビー

ポジション2012_終演後のロビー

ポジション2012_本日の楽器

ポジション2012_本日の楽器

次回は、6月9日(土)午後2時~、7月7日(土)、14日(土)午後2時~、7月16日(月・祝)午後3時~ に行われる予定です。
お楽しみに。

協力会事務局

東北地方太平洋沖地震のお見舞い

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:members

協力会の皆様、ご家族・ご親族の皆様、ご無事でいらっしゃいますでしょうか。
11日の東北地方太平洋沖地震により被害を受けた会員、ご家族・ご親族の方もいらっしゃるかと思い、お見舞い申し上げます。
余震と津波、さらに二次災害が続いていますので,どうか十分お気を付け下さい。
皆様方とご家族・ご親族のご無事を心よりお祈り申し上げます。

協力会 事務局

2011オリジナルカレンダーのお知らせ 渡辺英司氏

カテゴリ:オリジナルカレンダー 投稿者:members
2011年の協力会オリジナル・カレンダーの作家は渡辺英司氏に決定しました。
渡辺英司(わたなべえいじ)氏は、1961年愛知県生れ、愛知県立芸術大学彫刻科を卒業された現代美術家です。さまざまな図鑑から切り抜いた蝶や植物などを、設定された空間全体に貼り付けるインスタレーション作品を発表していらっしゃいます。
 
最近では、美濃加茂市民ミュージアムでの個展(2008年)や今回のあいちトリエンナーレ(2010年)など、まさに「蝶」の作家として評価され、一般的にも知られるようになりました。
 
今回のカレンダーは、カレンダー部分(日付の数字)を本の見開きページに見立てて、二頭の蝶を「蝶番」のように貼り付けるというもので、一見すると、単なるカレンダーのようにしか見えませんが、良く見ると、蝶がいるというものです。
しかも、それらの蝶は1冊の図鑑から切り抜かれたもので、その切り抜かれた図鑑は、美術館に寄贈されます。すなわち、美術館にある1冊の図鑑から飛び立った蝶たちが、美術館協力会のカレンダーとなって、会員の皆さんの手元に届くということです。ということは、版画と違って、それぞれのカレンダーにはまったく違う蝶が貼り付けられる「モノタイプ」(すなわち1点しかない)作品になります。

会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。

名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。

お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。

櫃田伸也氏を囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:members

櫃田伸也氏をお招きして「作家を囲む会」が,10月12日(月祝)閉館後,美術館1階カフェ・ステラにて開催されました.

「作家を囲む会」は,企画展に合わせて,出品作家および協力会会員間の親睦・交流を図る目的で,年1~2回企画され,最近では設楽知昭氏(08年),磯見輝夫氏(08年),河口龍夫氏(07年),桑山忠明氏(06年)を囲む会が催されています.

今回の櫃田伸也氏を囲む会では,企画展「放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち-」展に参加している教え子の櫃田珠美さん(氏の奥様),杉戸洋氏,佐藤克久氏も同席して下さり,20名を超える賑やかな場となりました.
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