島袋道浩氏の「講演会」と「囲む会」

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:editor

この企画は終了しました。多数のご参加、ありがとうございました。

島袋道浩氏の「講演会」と「囲む会」

今年度最初の、作家による「講演会」と「作家を囲む会」をご案内いたします。

従来から協力会では、企画展示の際に、出品作家をお招きして、講演や歓談をする機会を設けています。今回、お招きする作家は「あいちトリエンナーレ 2010 国際美術展」に出品中の島袋道浩氏です。 【島袋道浩氏の「講演会」と「囲む会」】 続きを読む

あいちトリエンナーレ合同鑑賞会

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

名古屋市美術館協力会・愛知県美術館友の会合同鑑賞会 のお知らせ


 あいちトリエンナーレ2010 の鑑賞会を、名古屋市美術館協力会と愛知県美術館友の会の合同で開催します。名古屋市美術館及び愛知県美術館の担当学芸員が解説を担当します。
(名古屋市美術館会場では、講堂でのガイダンス後、自由鑑賞とします。展示室内でのギャラリートークは行いません)

1) 日時:平成22年9月9日(木) 午前10時~午後3時30分(予定)

 午前10時から12時まで  ガイダンス&ギャラリートーク  愛知芸術文化センター
   昼食及び会場移動
 午後2時から3時30分まで  ガイダンス後、自由鑑賞  名古屋市美術館

2) 対象:名古屋市美術館協力会および、愛知県美術館友の会の会員
 (どちらの会場も会員限定、会員証の提示により両会場のみ入場可、参加費無料)

3) その他:名古屋市美術館協力会会員を対象とした、名古屋市美術館会場における 閉館後のギャラリートークは、9月12日(日)、午後5時15分から行います。講師は笠木学芸員です。参加される会員の方は、2階講堂にお集まりください。

協力会事務局

コレクション解析学 元永定正《作品》

カテゴリ:コレクション解析学 投稿者:editor

第2回コレクション解析学

演題:「〈いろ〉と〈かたち〉と自然の力と」
 7月25日の講座に参加しました。元永定正の画業を学芸員の清家さんがわかりやすく解説。 元永さんの美術にたいする考え方、その技法をより理解することができました。
  常々思うのですが、このコレクション解析学、市美術館の所蔵作品を通してその作家のライフ ワークが90分ぐらいでおおよそ理解できるので毎回楽しみにしています。今回も期待を裏切らない 興味深い内容で大変勉強になりました。
 元永さんが最初に公に認められたであろう「黄色の裸婦」、「緑色の裸婦」の紹介に始まり 1954年の「寶がある」という作品では神戸の摩耶山から形のヒントを得ていること。1958年 頃から流し込みの技法を使い始めるなど、徐々に「具体」の中心作家として活躍していく過程を 作品を通してわかりやすく説明。また当時の「具体」の制作活動のルールが①人のまねをしないこと、②文学性、物語性はいらないこと、であったことの説明もありました。
 そして1961年の東京画廊での個展で世間での評価がさらに高まったこと。ニューヨークへ行ってからのリキテックスを使用して流し込みに挑戦したがうまくいかなかったこと。1967年頃からエアブラシを使用しより かたち が鮮明になったことを解説されました。
 市美の所蔵作品はもちろんのこと、他の美術館の作品を通して元永さんの全体像を私なりに把握できたと思います。彼が作品制作にあたって必ず下絵を綿密に描いていたことは驚きでした。
 それから以前から疑問に思っていたことですが、なぜ日本の戦後の前衛美術運動である「具体」の活動が海外に広く知られているのかということです。清家さんのお話ではフランスのミシェール・タピエの存在があるとのことだそうですが、私の美術の知識のなさを改めて思い知らされました。
 
 次回9月25日はシャガールですが、またこの講座で勉強させていただこうと思っています。学芸員の先生がたよろしくお願いします。
谷口 信一

ギャラリートーク「村上友晴」展

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

6月13日、日曜日、協力会総会の後に開催された学芸員の山田さんによる「村上友晴」ギャラリー・トークに参加した。実は総会前に一度見て、総会に出てギャラリー・トークに参加した。
展覧会は一言で言うと圧倒される内容であった。久し振りに涙が出そうになる作品群に出会った。最初のうちの作品は無題で,だんだんキリスト、十字架,マリアに変わっていく。それで作家がキリスト教と関わっているのだなと分かる。でも、作品の近くには作品の題、使われた絵の具等を示す小さなパネルは無く、鑑賞ガイドを見て、それを知る。時々はパネルが鑑賞の邪魔になることがあるので鑑賞には少し面倒かもしれないがいい試みだと思う。一回目の時はお客も少なく「静か」に鑑賞できた。

特別展「静けさのなかから:桑山忠明/村上友晴」展トーク

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

この企画は終了しました。


特別展「静けさのなかから:桑山忠明/村上友晴」展ギャラリートーク開催のお知らせ

第1回 : 2010年5月 8日(土) 17:00~ (桑山忠明展)

第2回 : 2010年6月13日(日) 17:00~ (村上友晴展)

担当学芸員が展示室内で作品を前に直接お話します。
参加される方は、参加申込書を持参の上、17:00までに2階講堂にお集まり下さい。
これは協力会会員を対象にした催しです。

「コレクションを極める」展ギャラリートーク

カテゴリ:会員向けギャラリートーク 投稿者:editor

企画展は学芸員の研究成果の一つと言われています。長い時間をかけた考察と検証を経て、新しい切り口の展示への思いや使命感を具現化した、いわば学芸員の分身です。現在展観中の『コレクションを極める』展は、学芸課長の深谷さんが主担当です。

「‥‥今回の企画、作品の選定、レイアウトやキャプションの執筆は楽しくてしようがなかったですよ。キャプションは僕の個人的見解も多く、筆がどんどん進みました」と深谷さんは満面の笑みを浮かべて、2月7日(日)のギャラリートークで話されました。30名以上の会員の前で、深谷さんは「‥‥正直言って、予算が厳しいことを逆手にとって、収蔵品を改めてじっくり見ていただこうと思い立ったわけです。常設展にあまり出ていなかった作品も見ていただこうと。例えば、鶴田吾郎『中村彜』です。これは中村彜の死後直後の写生ですが、畏友の思い出といった肖像画でしょう」と丁寧な解説が続きました。
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