協力会の行事の一つに美術館閉館後に行われるギャラリートークがあるが、これは各特別展ごとに名古屋市美術館の担当学芸員から話を聞く催しで、私も何回か参加しているが、毎回新しい発見がある。
今回は5つの美術館を巡回する「躍動する魂のきらめき:日本の表現主義展」で各美術館の学芸員が共同企画した展覧会で、なかなか面白い。
面白い第一の点は展示物が多岐に渡っている点である。当然絵画あり、そして写真、工芸品、家具、舞台装置模型、建築物模型等がある。
関連の催し物としては記念講演会が2つ,名古屋市美術館の展示を担当した竹葉学芸員の作品解説会、そしてドイツ表現主義映画上映会、無声映画と音楽の出会い、それとボランティアによるギャラリートークと多彩な催しも珍しい。
私は単なる素人で、表現主義というと「何を」表現するの?と問いかけたくなるんだけど、絵画、写真というと視覚媒体なんだけど、他の4覚,聴覚、臭覚、触覚、味覚が視覚媒体で表現できるのかなとか余分な事を考えてしまう。
特に竹葉学芸員の専門の写真だと素人は写真は写実だと思うけど写真家は色々な手段を使って独自性、芸術性を表現しようと努力する事を改めて知った。参加者は35名となかなかの盛会であった。
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