愛知県立芸術大学卒業・修了制作展(その2)
展示室に入ると部屋いっぱいに作品が配置されている。部屋の中央にキックボードのようなものも置かれている。乗ってみると、床がデコボコなのでガタガタするし、取っ手の部分もグラグラして独特な乗り心地だ。
奥の壁面に掛けられた絵画のタイトルは≪無人島≫という。乗船していた船が難破し、積み荷や船の破片と一緒に無人島の海岸に漂着した乗客の姿らしい。そうして見ると、床の石材が岩場に見え、白っぽい床の汚れが砂浜の砂に見えてくる。

作品点数が多く、最初はどれを見ればいいのか戸惑ったが、作品のつながりとストーリーが見えてくると、なかなかに臨場感のある展示だ。卒業を迎え、船出する不安が見え隠れする中に、明るい希望がのぞいているようだ。
杉山 博之


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