愛知県立芸術大学卒業・修了制作展(その3)
展示室の中央に、大きな茶色の円筒が置かれていて、モーター音が響いている。大きなブラシが茶色の円筒の外周を回転しながら、表面を磨いている。床には削られた錆の粉が堆積している。
油画の表現の延長で制作された作品と聞いて、見直してみた。確かにスチールの円筒の表面の無数のひっかき線は、水平線か地平線のようで、線の重なりは光の道のようだ。「これも絵画です」と言われても、「?」と思うばかりだが、おもしろい挑戦だと思う。機械仕掛けで描いているのは、生成AIによる絵画作品などを意識してのことだろうか。
最後に、作品をどうやってこの部屋に運んだのか聞いてみた。廊下側の扉は小さいが、屋外に面した側のガラス扉は大きく開き、そこから搬入できるそうだ。

杉山 博之


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