2020年は、美術館の建物の改修やコロナウイルス拡大の影響などで閉館していた名古屋市美術館ですが、2021年に入って展覧会を再開しています。
この3月25日から始まった「アートとめぐるはるの旅」展は、当初昨年の夏休みに予定されていた展覧会ですが、今年になって、春の展覧会として開催されています。4月4日はあいにくの雨になってしましましたが、22名の会員が参加して協力会向けの解説会が行われました。
午後4時に講堂に集合した参加者に、展覧会を企画してくださった森本陽香学芸員が、旅先案内人となって解説してくださいました。
1つ目の作品は山田光春さんの「星の誕生」。この作品をはじめ、エヴァ・サロやカプーアの不思議な作品は旅の始まりが宇宙からだとイメージしているそうです。
続いて旅は海の底へ、坂本夏子さんの「Octopus Restaurant」は不気味なレストランの様子を描いていますし、山田秋衛さんの作品は竜宮城を美しく描いています。
その後も「死」をテーマにした作品を旅したり、風や時間、記憶を旅してまわったりして、最後の作品、庄司達さんの「Navigation Flight」へ。長い旅の後に飛行機に乗り、我が家へ帰る……つもりで作品の向こう側から振り返ってみると、楽しい仕掛けがされています。見にいらっしゃるみなさんは、ぜひ、これを楽しみにいらっしゃってください。
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