「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW 光の破片をつかまえる」を見ました。日時指定チケットの予約の他、展示作品を見るために個別の予約が必要なものもあり、全部の作品を見ることはできませんでしたが、楽しめました。
エントランスの作品はとても祝祭感にあふれていて、見ていると楽しい気持ちになります。あちこちで来場者の方が記念撮影をしていて、時折、笑い声が聞こえます。エントランスにいた時は気がつきませんでしたが、床はミラー仕様になっています。
とても長い、まるでベンチのような作品です。柔らかくて、座るとふわふわしています。作品に座るのは、女性が多く、男性は周りから眺めるか、付近の休憩コーナーのベンチから眺めている方が多かったです。男性からすると、その色遣いが苦手なのかもしれません。
音の作品で、フレームにはスピーカーがいくつもついています。他の展示室の作品とは、かなり雰囲気が異なっていて、SFに出てくる未知の装置のような印象です。照明の影響かもしれませんが、落ち着いて聞いていられない、不安な気持ちを刺激される作品です。
展示室を移動中、たまたま岩井優のパフォーマンスに遭遇しました。前触れもなく登場し、静かに床掃除をしながら回廊を移動していきました。被り物以外は、ごく普通の格好で、あっけにとられている間の出来事でした。
横浜美術館は2021年3月から、大規模な改修工事が始まります。リニューアルオープンは、2023年度中なので、かなり長い休館です。
今のトリエンナーレの後は、横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の20世紀西洋美術コレクションによる「トライアローグ」展(2020年11月14日から2021年2月28日)が始まります。新型コロナの影響が沈静化していれば、長期休館前に、もう一度、訪問したいと思います。
杉山博之
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