2月22日午後3時から、名古屋市美術館館長室にて、眞島直子さんの作品《密林にて》の作品贈呈式が行われました。この作品は、名古屋市美術館の開館25周年を記念して協力会から美術館に送られたもので、当日は贈呈式の後で作家本人が作品を前にお話をしてくださいました。
眞島さんの作品は、現在名古屋市美術館で開催されている特別展『親子で楽しむアートの世界-遠まわりの旅』に出品されており、白い紙に鉛筆で力強く描かれている生命力のような模様が圧倒的な存在感を放っています。その迫力から想像していた作家像とは少し違って、眞島さんには威圧的なイメージは無く、華奢でとても素朴な女性でした。
作品を前に私たちに、創作の大変さや、実際にどのように描くのかを率直に話してくださり、そのお人柄や人間的な温かさを感じたように思いました。しかし、そのお人柄の反面、日々のキビシイ創作の努力が彼女の作品に力強さを与え、見る者に作家の芸術への使命感のようなものを感じさせるのかも知れません。
私たちからの質問もいくつか受け付けてくださり、とても貴重な体験をすることが出来ました。(眞島さん、ありがとうございました!)