5月8日(日)母の日。
「東松展」の竹葉学芸員によるギャラリートークに参加してきました。
ギャラリートークを聞く前に まずはどんな作品が並んでるのかなぁと、会場をぐるっと回ってみました。ワォ!並んでる並んでる、ずら~りとすごい作品数!!。竹葉学芸員いわく500余点の展示だそうです。
アマチュア時代に岩波から「君は撮るだけでいいよ」と現像などはスタッフがやってくれて、おかげでしばらくプリントする技術がなかなか身につかなかった・・・。最初のコーナーから熱く熱く語りはじめた竹葉学芸員のギャラリートーク、瀬戸の窯焼き職人たちの生活、明治に生まれた男たち、家シリーズは伊勢湾台風がきっかけとか、長崎の人、もの、作品の一つ一つを見ていると 東松照明の注ぐ視線がみえてきます。
今日は東松ワールドへの誘い ありがとうございました。
会員 かみやたえこ
今回のトークには50名近い参加者があり、竹葉学芸員のお話も2時間を超える熱演でした。
個人的には取り上げられた被写体の内,長崎、沖縄、全共闘,戦後等がつらいものがあって、開会式の時に見た時はさっと流してしまっていたのですが、東松氏の被写体となる人と、もの、土地との接触密度の高さを聞いた時にもう一度じっくり見直し、題材で素通りする鑑賞のしかたの問題点を指摘してもらう形になったのが良かったです。
それと、英語のcaptionあった方が良かったなと思いました。開会式の時の展示では日本語caption「全学封鎖」が「全額封鎖」になっていましたが、おかしいよとスタッフの人に言ったのですが、それが直っていてよかったです。
全額封鎖だと何か予算が凍結されてるみたいで、現在の厳しい状況を反映していて面白い漢字変換と思ってもいいのですが。コンピュータだと確かに「全額」が先に出ますけどね。全学封鎖も久し振りに聞く「死語」に近いですよね。
イクトゥス
コメント by editor — 2011年5月12日 @ 12:00 PM