2011年の協力会オリジナル・カレンダーの作家は渡辺英司氏に決定しました。
渡辺英司(わたなべえいじ)氏は、1961年愛知県生れ、愛知県立芸術大学彫刻科を卒業された現代美術家です。さまざまな図鑑から切り抜いた蝶や植物などを、設定された空間全体に貼り付けるインスタレーション作品を発表していらっしゃいます。
最近では、美濃加茂市民ミュージアムでの個展(2008年)や今回のあいちトリエンナーレ(2010年)など、まさに「蝶」の作家として評価され、一般的にも知られるようになりました。
今回のカレンダーは、カレンダー部分(日付の数字)を本の見開きページに見立てて、二頭の蝶を「蝶番」のように貼り付けるというもので、一見すると、単なるカレンダーのようにしか見えませんが、良く見ると、蝶がいるというものです。
しかも、それらの蝶は1冊の図鑑から切り抜かれたもので、その切り抜かれた図鑑は、美術館に寄贈されます。すなわち、美術館にある1冊の図鑑から飛び立った蝶たちが、美術館協力会のカレンダーとなって、会員の皆さんの手元に届くということです。ということは、版画と違って、それぞれのカレンダーにはまったく違う蝶が貼り付けられる「モノタイプ」(すなわち1点しかない)作品になります。
会員の方には、準備が整い次第、順次、発送させていただきます。お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。
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名古屋市美術館協力会では、毎年、地元作家によるオリジナルカレンダーを配布しております。そのほかにも特典がいっぱいです。まだ会員でない方は、是非、この機会にご入会ください。
お問い合わせは、名古屋市美術館協力会、中村(052-212-0001)まで。
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