国際芸術祭「あいち2022」を見て

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

国際芸術祭「あいち2022」[STILL ALIVE-今、を生き抜くアートの力](以下、「あいち2022」)を見てきたのでレポートします。

現代美術展は県内4か所、愛知芸術文化センター(名古屋市)、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)で展開されます。上映時間の長い映像作品があること、会場間の移動に時間をとられることから、会場ごとに別の日に行くことをお勧めします。それから、まちなか会場に出かける場合は暑さ対策をお忘れなく。

それでは、愛知芸術文化センターの展示から。

4つの会場の中で最大規模の展示です。いろいろと時間に関係した作品、文字表記を含む作品などが目立ちます。

会場風景 ローマン・オンダック

 木の年輪で歴史年表を表現した作品です。床に並んだ輪切りのパーツを、毎日、一枚ずつ壁にかけていき、10月10日の「あいち2020」最終日に完成形を見ることができます。

それぞれのパーツには、歴史的な出来事(例えば、DNAの発見とか)がひとつずつ言葉で書かれています。

展示風景 ロバート・ブリア

 白い大きな円柱形の作品は、非常にゆっくりとしたスピードで動いています。

ただ動いているだけですが、とてもユーモラスな感じがします。よく見ないとわからないくらいゆっくりと動くので、見落とさないでほしいです。

展示風景 アンドレ・コマツ

 半透明のシートで囲われた空間に新聞をさかさまに張り付けた巨大な柱が出現しています。柱の周りにも、ハンマー、拡声器、方位磁石などが配置されています。いろいろな読み取りのできる作品だと思いますが、まだ感想がまとまりません。

展示風景 ミルク倉庫+ココナッツ

 この作品は、プランターに植えられた植物を配置した巨大な足場で、希望者は足場の中を歩くことができます。説明によれば、人の肺をモデルにした空気の循環に関する装置なのだとか。

他にも、気になる作品は多かったのですが、後は皆さんがご自身で見つけてください。

他会場の作品も近日中にレポートします。

杉山博之

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