「境界のかたち 現代美術 in 大府」を見てきました。
会場の「おおぶ文化交流の杜 allobu」は、図書館、ホール、ギャラリーを併設した複合施設で、空間的にかなりゆったりした構造になっています。

展示風景
ロビーには、鈴木一太郎の大きなドットで構成された馬の彫刻が置かれています。まるで巨大化したテレビゲームのキャラクターか、パソコンのアイコンのようです。間近から見ると、まるで立体感が感じられず、とても奇妙な作品でした。

展示風景
エントランスの馬の彫刻に対し、松川朋奈の作品は写真と見間違うほど、細密に描かれています。作品タイトルは、絵画作品のタイトルというより、小説の一節のようで、描かれた場面の前後の情景や会話を強く想像させます。とても繊細な心理描写が込められていて、離れたり近寄ったりして、しばらく眺めていました。

展示風景
うしおの作品は、地元の江戸時代の史実に基づいた映像作品です。室内に設置された扇風機は、換気対策ではなく、作品のある背景を暗示しています。
そういえば、愛知県美術館で開催中の所蔵作品展(~4月11日)でも彼の作品を見かけたと思います。
その他にも、折原智江、下道基行、平川祐樹の作品を見ることができます。
会期は、2月14日まで。マスク着用でお出かけください。
杉山 博之
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