宮下規久朗先生 講演会&囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:editor

宮下先生です。ちょっと強面ですが、とてもお優しく素敵な先生です💛

宮下先生はカラヴァッジョ研究の第一人者で著作も多数あります。 学生時代、私は先生の本が欲しくて堪らずご飯を我慢してお金を貯めました。 結局、貧血で倒れ頭を3針も縫い、治療費でお金はすべてなくなってしまいました、、、。 ようやく手にした時は本当に嬉しくて、朝から晩まで読んでいたなぁ。私の青春です。

前置きが長くなりましたが、宮下先生の講演会&囲む会がありました。 講演会は定員人数を遥かに超え、拝聴できない人続出! 内容は「カラヴァッジョと斬首」で、斬首がテーマの作品の解説がメインでした。 もちろん、今回の目玉作品「ダヴィデとゴリアテ」の解説もありましたよ。

剣に刻まれた文字「HASOS」の謎から、斬首された顔を自画像として描いたのは「カラヴァッジョのオリジナルか」といった話まで。 会場は何度も沸いて、みなさん前のめりで聴いていました。 どうしてこんなに宮下先生の講演会は人気があるのか?それはもう一度聴いてみて下さいとしか言いようがありません。 とにかく情報量が多い、それでいてすべてを破綻なくまとめるのです。 今回もカラヴァッジョだけではなく、1700年前から凝固しない「聖ヤヌアリウスの血」のお話(下の写真がまさにその血です)、

死体解剖室に忍び込んで生首と記念撮影した芸術家ダミアン・ハーストのお話、 自家製(?)生首のお話。なんと自分の血液少しづつ採取して、シリコン型でとった自分の頭に流し込み、冷凍させて作ったのだとか、、、。(現代アーティスト、マーク・クインの作品) これだけの内容を90分でまとめるなんて!神わざです!

17時からは宮下先生を囲む会がありました。 何年もあこがれ続けた先生と色々お話できて感激💛初めはずーと足が震えていました。 しかし、日本の宝といっても過言ではない方なのになんて気さく、、、。 「お昼にヨコイのスパゲティ1.5人前食べたよ」なんておっしゃるんですよ。

先生の大好物、ヨコイのミラカンです。「イタリア中のパスタを食べたけれど、これが一番美味しい」とのこと、食べに行かなくちゃ‼

誰に対しても分け隔てなく真摯に対応してくださる姿に参加していた人はみんな感動していました。 今回初めて協力会のイベントに参加させていただいたのですが、みなさんやさしく接してくださりうれしかったです。 今後ともよろしくお願いいたします。

会員 森昌子 

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.