あいちトリエンナーレ2016(以下、あいトリ)が閉幕して、はや1週間。パブローブで譲ってもらった長袖シャツを着ながら、開幕直後に歩いたまちなか会場は、長者町も岡崎も豊橋も、ひたすら暑かったことを思い出す。
さて、先日、あいトリにも出品していたウダム・チャン・グエンの新しい作品を見る機会があった。カラフルなビニールコートでつながったミニバイクの一団がパレードする作品(「機械騎兵隊のワルツ」)といえば、皆さんにも思い出していただけるだろうか。
今回の作品名は「ヘビの尻尾」。カラーのビニールチューブとダンサーが屋上で踊る場面や、チューブ越しに透けるまちなかの映像がどんどん変化して、リズミカルでとても楽しい。この作品で、ミニバイクの楽しい、正しい(?)使い方を教えてもらったような気がする。
エンディングで強風によるハプニングが起きるが、とてもエネルギーにあふれていて、個人的にあいトリの作品より好感が持てた。
その後、「野生派」のライブパフォーマンス「curryなる3つめの事故(wifiじゃないから聞こえないっす)」を見たというか、聞いたというか、参加した。
実験的かつクロスジャンルなアーティスト・コレクティブによるパフォーマンスということで興味があったのだが、これは難しかった。コンセプトと表現方法が迷路のようで、鑑賞者が一様な体験を共有できないことを実感するという、言葉で説明することが難しい鑑賞体験だった。
今回の展覧会名は「BODY/PLAY/POLITICS」。会期は2016年12月14日までで、場所は横浜。
そういえば、来年はヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が開催される。また、横浜を訪問できることを楽しみにしている。
杉山 博之
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