アルベルティーナのモディリアーニ

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:members

アルベルティーナ_入口にて

アルベルティーナ_入口にて


 ウィーンのアルベルティーナ美術館に行ってきました。デユーラーの「野うさぎ」で有名な美術館。その素描は筆舌に言い表せないほどの描写力です。ミケランジェロやルーベンスの素描もありました。

そんななかモディリアーニの絵が一点「Young Woman in a Shirt」1918年制作。ボナールとルオーの絵にはさまれて展示されていました。他にはピカソ、シャガールの絵があり見応え充分でした。セセッションやヴェルベデーレや美術史美術館でクリムトやシーレの作品を数多く見ることができました。しかし特に印象に残ったのはレオポルド美術館です。そこではクリムトの絵が飾ってある部屋にはマーラーの音楽が聞けるヘッドフォンが設置してありクリムトの絵を見ながらマーラーの音楽が聴けました。何という贅沢。シーレの絵が飾ってある部屋で聞ける音楽はシェーンベルク。シェーンベルクをBGMにしてシーレの絵をゆっくり鑑賞します。4泊7日のパリ経由の忙しい旅行のなか静かな落ち着いた時間を過ごすことができました。来館者もそんなに多くないので自分のペースでじっくりと絵を楽しむことができます。

アルベルティーナのモディリアーニ

アルベルティーナのモディリアーニ

 また夜は国立歌劇場、フォルクスオパーでオペラ鑑賞、楽友協会、コンチェルトハウスでクラシック鑑賞。楽友協会で聴いたマーラーの交響曲2番「復活」これはまさに名演。観客のすさまじい拍手で幕を閉じた。若い演奏者が多い楽団なので音がぐいぐいとこちらにせまってくる。当初はウェルザー=メストが指揮する予定が風邪でキャンセル。エストラーダという指揮者。これからが楽しみだ。
谷口 信一

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.