25周年記念協力会春の旅行<第2回兵庫編>

カテゴリ:アートツアー 投稿者:editor
ヨドコウ迎賓館 あたたかみのある館内

ヨドコウ迎賓館 あたたかみのある館内

春の旅行2回目は兵庫。最初雲行き怪しかったですが天候に恵まれ素晴らしい内容充実のツアーでした。最初はフランク・ロイド・ライト設計のヨドコウ迎賓館。芦屋市の高級住宅街の小高い丘の上に聳える創建当初の姿を残す貴重な文化遺産。山の斜面を利用し自然と一体化した建築様式は自由学園や帝国ホテルと違って住宅建築であり、かの落水荘を思い浮かべました。昼食は神戸の老舗中華料理レストラン萬寿殿でランチを堪能。

ヨドコウ迎賓館 外観

ヨドコウ迎賓館 外観

横尾忠則現代美術館

横尾忠則現代美術館

次は横尾忠則現代美術館へ 地元出身の彼の作品を関連するテーマ展で多彩に展示。今回は開館記念展II 「ワード・イン・アート」〜字は絵のごとく 絵は字のごとく~ 絵画、版画、ポスター、コラージュ、装幀など多岐にわたって彼の芸術の全貌に触れることができます。

最後は兵庫県立美術館の奇跡のクラーク・コレクション展。アメリカ屈指の印象派コレクターのクラーク夫妻の審美眼で集められた19世紀フランス絵画の選りすぐりが展示。最大のみどころは、夫妻がこよなく愛したルノワール。さらに、モネ、ドガ、ピサロらの作品が加わり、自然や人々を色鮮やかにとらえた印象派の絵画、コロー作品を中心としたバルビゾン派の作品、ジェロームを筆頭としたアカデミスムの作品や、ロートレックら世紀末絵画などを鑑賞しました。

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

この美術館は「震災復興プロジェクト」として建築家の安藤忠雄により前面の海に接するなぎさ公園と一体化して設計されました。通路が巡らされ、建物そのものを鑑賞の対象とする空間で構成されています。荘厳なエントランスホール、それとは対照的に自然光がふんだんに降り注ぐ展示室を囲むガラス張りの廻廊など、建築内部の各所がそれぞれ陰影に富んだ表情を見せてくれます。さらに外に出てバルコニーに上がると目の前に広がる海と建物が一体となり様々な光の変化を演出します。かつてボクシング選手だった時のリングネームはグレート安藤。なんとなく納得の楽しい旅行でした

Dr.Y.O

風にふかれて くつろぐ参加者たち

風にふかれて くつろぐ参加者たち

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