ブレラ美術館のモディリアーニ

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

3月末に4泊7日の日程でミラノに行ってきました。

サンタ・マリア デッレ グラツッエ修道院、スフォルツア城博物館、ブレラ美術館、ポルディ・ペッツオーリ美術館、アンブロジアーナ絵画館を見てきました。アンブロジアーナは今年東京で展覧会があるので主要な絵は見ることができると思いますが、その館の雰囲気、たたずまいはそこへ行かないと感じることができないと思います。マンテーニャの「死せるキリスト」やラファエロの「マリアの結婚」で有名なブレラ美術館ですが、モディリアーニの絵が3点ありました。1915年ごろの製作で顔を描いたものですが、1点はモランディの「花」の横に、そしてもう2点は「Portrait of a young woman」と[Portrait of Moise Kisling] の絵はボッチオーニやボナールの絵のそばに展示してありました。作品の完成度は市美術館のモディリアーニの絵がはるかに高く価値があると思いました。アンブロジアーナ絵画館ではバチカンにあるラファエロの「アテネの学堂」の下絵があり描き方の順番をヴィデオで解説しており楽しむことができました。 その下絵がある部屋の一角にはカラヴァッジョの「果物かご」が展示されておりその館を代表する作品として扱われていました。

音楽に関してはもちろんスカラ座でオペラ2つとジュゼッペ・ヴェルディオーケストラの「マタイ受難曲」を聴きました。絵と音楽を堪能した4日間となりました。

 谷口 信一(会員)

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