7月15日、朝イチバンから愛知県美術館の開館20周年記念展覧会『マックス・エルンスト、フィギュア×スケープ』を鑑賞しました。朝早いこともあって人もまばらな中、エルンスト展担当学芸員の副田一穂氏の解説を聞きながら、ゆっくりと鑑賞することができました。
シュールレアリズムの代表的な画家であるエルンストの作品は、具象的、描写的な絵ではなく、抽象的で、少し不可解な造形表現を多用した絵が多く、説明を聞くことによって格段に深く、作品の背景を知ることが出来たことが収穫でした。
チラシや、メディアで紹介されるイメージから、大胆な作品という印象を持っていたエルンストですが、実際に作品を間近で見てみると非常に繊細。絵画的技法も様々使われており(コラージュ、フロッタージュなど)、1つ1つの作品のキャンバス表面のタッチなどからも彼の完璧主義的な職人魂を感じることが出来ました。
コメントはまだありません
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.
Sorry, the comment form is closed at this time.