まるっと1日 わくわくアート2013

カテゴリ:ボギー鈴木,美術館ボランティア 投稿者:editor
10月20日、名古屋市美術館へ、まるっと1日わくわくアート2013に参加するために行きました。
これは、名古屋まつりの一日、名古屋市美術館地下の常設展示室を無料開放して、美術館ボランテイアと一緒にトークやゲームをするイベントで、私は毎年楽しみにしています。
まるっと一日わくわくアート_ジェームス・タレル

まるっと一日わくわくアート_ジェームス・タレル

今年の目玉は、ジェームズ・タレルの「テレホンブース」です。チラシの説明を引用すると、時代遅れとも映る「電話ボックス」の中では、24時間の光の変化を短縮し再現した光が充満しいています。その光の変化の中、胎内の脈音に包まれることで、自分の知覚を認識することができるかもしれません。
「テレホンブース」は予約制で、体験時間は7分。あっという間の7分でした。混むことを予想して、開館直後に行ったせいか、1番で体験できました。後で聞いた話ですが、午前11時くらいには、もう予約を締め切ったそうです。当日は天気は悪かったのですが、ふたを開けてみたら、大盛況だったようです。
まるっと一日わくわくアート

まるっと一日わくわくアート

午前中は、1作品15分の説明で、4作品を回る1点トークとアートカードで遊ぼうに参加して、あいちトリエンナーレ、納屋橋会場に向かいました。実はあいちトリエンナーレのボランテイアガイドをしていて、この日が当番。私はメイン(しゃべる人)で、Oさん(女性)がサブ。年の差カップル?でしたが、Oさんの助けで何とかこなしました。
納屋橋のガイドを終えると、再び、名古屋市美術館に行き、一点トークに参加しました。私の知り合いの名古屋市美術館のボランテイアの方で何人かは、来年の3月で卒業します。つまり、彼ら、彼女らにとって、最後の「まるっと1日 わくわくアート」です。
まるっと一日わくわくアート

まるっと一日わくわくアート

長年、ボランテイアとして、名古屋市美術館を支え、個人的には楽しい時間を過ごさせていただいた皆さんに、ただ感謝あるのみです。ありがとう、ご苦労様でした。また、4月からあらたなボランテイアが加わるそうなので、来年のまるっと1日 わくわくアート2014を、今から楽しみにしております。
ボギー鈴木

まるっと1日 わくわくArt

 秋晴れの10月21日、名古屋まつりの一日、名古屋市美術館地下の常設展で行われた「まるっと1日 わくわくArt」に参加して来ました。
この企画は常設展示室を無料公開して、美術館ボランティアの皆さんと観客が、ギャラリートークを中心に、気軽に作品を楽しむもので、毎年この時期に行われ、もう恒例行事として定着した感があります。毎年多彩なイベントを用意され、その努力には敬服するばかりです。そして私は毎年楽しみにしております。

新宮晋作品の前にて

なごやまつり わくわくアート 新宮晋作品の前にて

 さて、今年のラインナップは、「1点トーク」、「建物ガイド」、「彫刻ガイド」、「アートカードで遊ぼう」の4つです。1点トークとは常設展示室の4つの部屋から、1点ずつ作品を選び、ボランティアが趣向を凝らして紹介するものです。建物ガイドとは、黒川紀章が設計した建物の魅力をボランティアと建物の内外を回るツアーで、彫刻ガイドとは美術館周辺の野外彫刻を回るツアー、アートカードで遊ぼうとは、美術館にある作品写真にした「アートカード」を使ってボランティアと一緒にゲームを楽しむものです。

 午前の1点トークでは「現代の美術」に展示されている、森村泰昌の「兄弟(虐殺Ⅰ)」と「兄弟(虐殺Ⅱ)」を、女性2人組のボランティアが、掛け合い漫才のように紹介され、その軽妙なテンポに観客は魅了されました。近年、森村氏の「戦場のレクイエム」展や「まねぶ美術史」展を観ている私にとっても、非常に興味深いトークでした。
午後からの1点トークでは、別の女性ボランティアがシャガールの「二重肖像」を取り上げられ、その画題について要領良くまとめて紹介されていました。ちょうど先週に岐阜県美術館で「シャガール」展を観た私にとって格好の復習になり、京都文化博物館の「シャガール」展を観る前の予習になる話でした。また岡本太郎の「明日の神話」を取り上げられた男性のボランティアの話は、観客からの質問もあり、かなり盛り上がりました。

青木野枝作品の前にて

なごやまつり わくわくアート 青木野枝作品の前にて

 建物ガイドや彫刻ガイドは普段見過ごされがちの野外彫刻や建物外部から美術館を観るという斬新な企画で、美術館の楽しみ方がまた一つ増えた気分です。そして「アートカード遊ぼう」では、たまたま遊びに来た小学生と、美術作品の共通性、どこが似ているかなどについて話し合いました。絵画と彫刻の共通性など、大人は最初から考えませんが、子供たちはその豊かな発想力で次々と発見していき、正直、新鮮な驚きでした。
 以上、私が参加したイベントの一部について書きましたが、まだまだ書ききれません。それだけ印象に残る楽しいことがあったからでしょうか。普段は特別展だけ観て帰る私ですが、今後は毎日11時と14時から行われる常設展のギャラリートークに積極的に参加しようと思い、名古屋市美術館を後にしました。来年また参加したいものです。

PS
 名古屋市美術館協力会のブースも出店。役員の方は入会申込書を配り、PRをしておりました。
 ボギー鈴木(会員)
 

ガイドツアーに参加して その2

カテゴリ:ボギー鈴木,美術館ボランティア 投稿者:editor

3月18日、ベン・シャーン展のギャラリートークに参加しました。
担当はボランティアガイドのTさん、サポート役がFさんでした。参加者15名前後。ちょうどイイ感じの人数でした。ベン・シャーンの線は上手い線ではなく、誠実な線だと思いますが、Tさんのガイド振りも誠実そのもの。ゆっくり丁寧に話す語り口に、乳母車を引くワカママも年配のご夫婦も聞きほれておりました。またFさんは、個別に質問されてくる参加者に、丁寧に応対されているのが印象的でした。
また今回の展示は、ベン・シャーンの多岐にわたる活動を紹介しているので、2~3回観ただけでは理解しにくいというのが、私の率直な感想です。名古屋会場は3月25日で終了ですが、機会があれば岡山、福島会場に行きたいと、特に「芸術新潮 1月号」を読み痛切に感じているところです。

ボギー鈴木

ガイドツア-に参加して

カテゴリ:ボギー鈴木,美術館ボランティア 投稿者:editor

お盆休み中の11日と13日に、名古屋市美術館のボランティアガイドツア-に参加させていただいた。 いずれも午前11時スタ-ト。