ボギー的、美術鑑賞法 その9

カテゴリ:アート見てある記,ボギー鈴木 投稿者:editor

ほぼ、一年ぶりの投稿。この間何をしていたのかというと、名古屋市美術館のボランティア9期生の養成講座を受講していて、それで忙しかった。何とか採用されて、5月の常設展のガイドに向けて、猛勉強中。あいちトリエンナーレ2016の作品ガイドボランティアもやる予定なので、そちらも大変である。また、昨年中止になった、美術検定1級も、過去3回失敗しているので、こちらも何とか合格したい。結構、自分で自分を追い込んでいるのに、おかしさを感じる。たぶん私はドMなのだろう。

話は変わるが、昨年9月、協力会のミニツアーで岐阜県美術館の「ちいさな藤田嗣治展」を訪れた。詳細はRONさんの2015年9月30日の投稿を見てほしいが、その際に出品された油彩画と未公開の素描・版画など約30点が、所蔵先のいづみ画廊(名古屋市瑞穂区)で5月1日(日)~5月31日(火) 無休http://www.idumi-garo.com

で、アンコール「小さな藤田嗣治」展と題した展覧会で観ることができる。また、名古屋市美術館の「生誕130年記念 藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画ー」では、いづみ画廊所蔵の「小さな主婦」が展示されるそうである。 興味がある方は足を運ばれてはどうだろうか。       

ボギー鈴木(名古屋市美術館ボランティア9期生)

ボギー的、美術鑑賞法 その8

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 さらに話は続く。3月29日に岐阜県美術館に行った真の目的は、古川秀昭氏の館長退任記念講演会を聴きに行くためであった。古川氏は開館前の昭和54年、岐阜県美術館準備室の専門スタッフとして着任。昭和57年の開館以降、岐阜県美術館に勤務し、館の様々な活動に貢献してきた。学芸部長を経て平成15年に、岐阜県美術館館長に就任された。勤続35年。今年71歳。まさに岐阜県美術館の生き字引と言っても過言ではあるまい。多くの人が集まり、名残惜しそうにしていたのは、ただ長い間、岐阜県美術館に勤めていただけではなく、その間に古川氏に魅了された人が、いかに多かったのかを表しているように思えてならない。私と古川氏との付き合いは、3~4年くらいだが、それでも、かなり感化されている。個人的な話で恐縮だが、私は現在、岡崎市美術館協議会の委員をやっている。市民公募だ。古川先生は学識経験者として同委員で、その会議で初めてお会いした。気さくな方で、昨年の岐阜県美術館で開催された「熊谷守一展」は、古川先生と仲間数人と周り、お茶を飲み歓談したのも良い思い出である。古川先生は元々画家で、岐阜県美術館在職中にも作品を発表されている。来年には個展があるそうなので、そちらも楽しみにしたい。そして岐阜県美術館は、日比野克彦氏を新館長に迎える。4月5日にある講演会で、彼は何を語るのだろうか。

ボギー鈴木(岡崎市美術博物館協議会委員)

ボギー的、美術鑑賞法 その7

カテゴリ:アート見てある記,ボギー鈴木 投稿者:editor

 4月12日のミニツアーについてさらに述べると、当日、私は名鉄で岐阜駅まで行き、岐阜バス1番乗り場から、11時26分発の市橋行きのバスに乗って岐阜県美術館に行く予定だ。料金は210円、所要時間は15分ほど。なぜJRでなく名鉄かというと、私の地元の最寄駅が、名鉄東岡崎だからだ。また岐阜県美行きのバスは一時間に1本、26分発で、13時開始のミニツアーで12時26分発のバスではあまり余裕がないと判断したからだ。そして12時前に美術館に着き、レストランで食事する予定である。なお、美術館内のレストラン「契褐苑キッカエン」(058-272-5072)はランチを800円でやっている。それもすべてドリンク付き(400円まで)だ。種類もパスタが4種類、カレー、定食もあり、なかなか魅力的だ。展覧会を観る前にランチを楽しむのも、悪くない選択だと思うのだが、いかがだろうか。

ボギー鈴木(岐阜県美術館後援会会員)

ボギー的、美術鑑賞法 その6

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 3月29日、岐阜県美術館で開催されている、「タグチヒロシ・アートコレクション パラダイムシフトてくてく現代美術世界一周」を観に行った。この展覧会は、実業家で現代美術コレクターとして知られる田口弘氏の収集した作品を展示している。4月12日に協力会のミニツアーで行くので、あまり内容には言及しないが、鑑賞に際して気づいたことを述べようと思う。展示室内の作品はほとんど写真撮影が可能だ。腕に自慢のある方はぜひベストショットを狙って欲しい。そして良い写真が撮れたら、私に譲って欲しい(笑)。というのも、この展覧会のカタログ(1600円)は小さいので、写真も小さいので、やや見づらいのである。また、映像作品も何種類もあるのだが、特にポール・マツカーシーの「ペインター」という作品は、時間が50分1秒もあるので、観るのには覚悟がいる。椅子も少ないので私は今回パスした。あなたなら~どうする~、あなたなら~どうする~。

ボギー鈴木(岐阜県美術館後援会会員)