「没後40年記念 中村正義をめぐる画家たち」

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:editor

現在「ランス美術館展」が開催されている名古屋市美術館。地下1階の常設展示室3では「常設企画展 没後40年記念 中村正義をめぐる画家たち」が開催されています。
展覧会では中村正義(なかむら・まさよし 1924~1977)を中心に、同郷・同時代の画家・星野眞吾(ほしの・しんご 1923~1997)と平川敏夫(ひらかわ・としお 1923~2006)、中村正義を師と仰いだ・水野朝(みずの・あさ 1945~ )と岸本清子(きしもと・さよこ 1939~1988)の作品が展示されています。

◆対照的な作風
星野眞吾、平川敏夫、中村正義、水野朝、岸本清子の順で作品が並んでいます。前半は暗く陰鬱な作品、中村正義《男》、《女》からは明るくポップな作品。前半と後半の違いがはっきりしていて、面白い展示でした。
内容も前半では、互いに影響し合いつつ、それぞれの道を模索しており、切磋琢磨ぶりが伺えました。後半では、ともに「中村正義を師と仰いだ」といっても、「弟子」と「私淑」の差が感じられました。
水野朝《中村正義先生と私》、岸本清子《Erotical Girls (エロチカル ガールズ)-菊》を比べると、「14歳の日本画教室で中村正義と出会い、以後正義が没するまで18年にわたり交流を続けた(作家紹介)」水野朝は、中村正義先生の教えを守る作家。「県立旭丘高校の美術科に入学するが、この頃中村正義に出会う。その後多摩美術大学で日本画を学び、在学中から荒川修作、赤瀬川原平らとともにネオダダの運動に参加(同)」した岸本清子は、直接の手解きをうけた期間は短いものの、中村正義の活動を見続けた作家というところですね。

◆最後に
水野朝の作品、名古屋市美術館で見た記憶がないのですが、出品リストを見ると全て「個人蔵」と書いてあります。この展覧会のために借りてきた作品のようですね。「出会えてよかった」と、思いました。
「ランス美術館展」の鑑賞券で入場できますから、お帰りにどうぞ。また、常設企画展だけなら大人300円で入場できます。会期は12月3日(日)まで。
10月29日(日)14:00~15:30には、名古屋市美術館講堂で深谷克典副館長の作品解説会が開催されるとのこと。先着順・入場無料なので是非とも聴講したいですね。
Ron.

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