ヨコトリ番外編(その1)

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

 21_21 DESIGN SIGHTで「そこまでやるか」展を見た。
チラシによれば、名古屋市美のコレクションにもあるクリストとジャンヌ=クロードやあいちトリエンナーレ(以下、あいトリ)にも出品していた石上純也氏や西野達氏の作品が出るらしい。ギャラリーで評判を聞くと、時間帯によっては入場制限のかかる作品もあるとか。

 混雑を心配しながら出かけてみると、ちょっと曇っていたためか、割に空いていた。インフォメーションで教えてもらった一番人気の作品の展示室に入ると、半透明で奇妙な形をしたものが、大きな枠と柱に固定されている。(ヌーメン/フォー・ユース)中央あたりの下側から作品の中に入れるようになっている。遊園地にあるバルーンハウスのような雰囲気が近いかも。素材はビニールテープなので、内部はとても滑りやすく、ぐらぐらと不安定だ。1度に2名しか登れないので、しばらくすると、静かに行列ができていた。

 この展覧会は、ほとんどの作品が撮影OKということで、本格的なカメラを持った観客が、あちこちでシャッターを切っていたが、一番カメラ密度が高かったのが白い円形の作品。(ジョルジュ・ルース)案内板に示された室内のある一点から眺めると、きれいな円形だが、横から見てみると・・・。見事に騙されてしまう。

 最後は、実現不可能性99%(西野達)。カプセルホテルと奇妙なシャンデリア。カプセルの中にはモニターとスマホの充電プラグが。これなら充電しながら、昼寝ができるかも。でも、ひっきりなしにお客さんがのぞいていくから、カプセルホテルの代用は無理だろう。

美術館にカプセルホテル

美術館にカプセルホテル

 インフォメーションに戻ると、朝は出ていなかった入場待ちのお知らせが。外に出ると、空がきれいに晴れていた。朝曇りのおかげで、かろうじて混雑を避けられたようだ。
 
杉山 博之

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