常設展ギャラリートーク(協力会総会後)

カテゴリ:協力会ギャラリートーク 投稿者:editor

6月21日に開催された名古屋市美術館協力会総会では、総会終了後、出席者向けの深谷副館長による常設展ギャラリートークがありました。

フリーダの小さな絵に向けられる注目

フリーダの小さな絵に向けられる注目


◆科学館を壊そうとするハンマーリングマンが出現
地下1階のロビーでギャラリートークの開始を待っていると、スマホを手に写真を撮り出す人が続出。話を聞くと、ハンマーリングマンが科学館のプラネタリウムを壊そうとしているのだそうです。見上げると、確かにそう見えます。とはいえ、会心のショットはなかなか撮れず、皆さん苦労していました。
◆フリーダ・カーロ「死の仮面を被った少女」
 常設展示室に入ると、正面の壁に作品がひとつだけ展示されています。中村学芸員が5月の「コレクション解析学」で取り上げた、フリーダ・カーロの「死の仮面を被った少女」です。ハガキほどの大きさですが、存在感のある作品です。
 深谷副館長は、市美の広報紙「ART PAPER」に寄稿したという、この作品の背景、副館長の解釈などを語ってくれました。
◆キーファー「シベリアの王女」
 現代美術の展示では、開館以来ほとんど動かしていないという、キーファーの「シベリアの王女」について、「何度も見た方はお気づきかもしれませんが、この作品は少しずつ変わってきているのです。」という話がありました。
 ただ、「修復するのがいいかどうかは作家に聞いてみないとわからない。作品が年とともに変容することは織り込み済みかもしれない。」とのことでした。
キーファーの絵は、日々変化し続ける

キーファーの絵は、日々変化し続ける


◆前衛から古典へ:第一次世界大戦がもたらしたもの
 エコール・ド・パリの展示は深谷副館長が担当し、第一次世界大戦を境にキュビズムなどの抽象画から古典的な絵画に流れが変わったということをテーマに作品を選んだそうです。キスリングの「新聞のある静物」と「マルセル・シャンタルの肖像」を比べながら解説がありました。
第一次大戦は約百年前の出来事ですが、その影響の大きさを改めて感じます。
◆河原温「Today シリーズ」
 郷土の美術では、河原温の「Today シリーズ」、水野誠司・初美のパラジウム・プリントの写真などが展示されていました。なかでも「Today シリーズ」は下地を何回も塗り重ねているため完成に長時間を要すること、その日のうちに完成できない場合は破棄していたことなどを聞き、作品を見直しました。作品の入っていた箱も展示されており、その日の新聞の切り抜きが入っていました。
 副館長による常設展のギャリートークなど滅多にないことなので、とても得した気分です。約一時間楽しませてもらいました。           Ron.

平成27年度名古屋市美術館協力会総会

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:editor

総会風景

総会風景


 雨上がりの6月21日日曜日の午後、名古屋市美術館講堂にて、協力会の総会が行われました。
 会場には、会長や事務局長はじめ19名が集まり、協力会の運営について、活発な議論が交わされました。

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