RUSH/プライドと友情

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:editor

 街中にあふれているのに、美術館で見かけないもののひとつに自動車があげられると思います。市美のコレクションを思い返しても、船が描かれた作品は思い浮かびますが、自動車となると・・・。(例えば、エドワード・ルッシェの《20世紀》や、岡鹿之助の《魚》には遠景に船が描かれています)

 そういえば、昨夏の「あいちトリエンナーレ」でも、いろいろな作品を見ましたが、作品の中に自動車が登場するものと言ったら、納屋橋会場で見たニラ・ペレグの《安息日》や、芸文会場で見たニコラス・プロヴォストのビデオ作品を含め、10点くらいでしょうか。

 今回なぜ自動車の話題かというと、先日見た映画が面白かったからです。作品のタイトルは「RUSH/プライドと友情」。1976年のF1レースを舞台にしたドキュメンタリーです。

http://rush.gaga.ne.jp/introduction/index.html

 映画中に登場するレースカーのデザインは古めかしいのですが、レースのスピード感と、作品展開のテンポの良さが相まって、あっという間の2時間でした。

 帰り道の交差点で信号待ちをしているとき、目の前を通り過ぎるたくさんの自動車を見ていて、ふと思いついたのですが、「美術作品は時代を映す鏡」だとしたら、市美のコレクションは自動車時代以前なのかもしれない、ということでした。自動車を美術作品の時代分けの物差しにしたりしてと、叱られるかもしれませんが、妙な納得感があって、思わず苦笑してしまいました。

この映画、お勧めです。

会員 杉山博之

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