池水先生を囲む会

カテゴリ:作家を囲む会 投稿者:editor
池水先生からのご挨拶

池水先生からのご挨拶

 去る9月25日に名古屋市美術館協力会主催で、作家の池水慶一さんをお迎えしての作家を囲む会が行われました。池水先生の作品は、現在名古屋市美術館常設会場で『毛深き人たち』展として展示されています。当日は30名の会員および関係者の皆さんが参加され、大成功のもとに会を終えることが出来ました。

お料理にワインでゴキゲンなみなさま

お料理にワインでゴキゲンなみなさま

全員で

全員で

平松礼二展を鑑賞して

カテゴリ:協力会ギャラリートーク 投稿者:editor
当日は50人の会員が参加

当日は50人の会員が参加

 誘われて「平松礼二展」を見てきました。私には馴染みのうすい画家でしたが、見てみるとなにか既視感があって、とても身近に感じられました。それもそのはず、文藝春秋の表紙絵を飾っていたのですね。中日劇場の緞帳にも見覚えがあります。展覧会の最後の部屋で種明かしされ納得しました。

 作家の平松氏は幼少から名古屋に住み、木曽川や鈴鹿山の自然に囲まれ、見たもの、感じたものを貪欲に作品にしていきました。テレビ塔や伊勢湾台風の作品を見ると地元人共通の懐かしさを覚えます。韓国の民家やニューヨークの摩天楼に気を感じ、モネに魂を奪われ、氏のたゆみなく生み出される作品は膨大で、巨大で、エネルギッシュで見る者を圧倒します。しかし近づいてみると、その一筆一筆がなんと緻密で繊細なこと、手を休めることを知らない、それでいて愛嬌たっぷりの心優しい手さばきの70翁の姿が浮かび上がってきます。

  「2011311-日本の祈り」と題された梅の花で埋めつくされた富士山は、作家自身と見る人が一体となって明日の美しい日本を願わずにはいられない感動的な作品でした。

神谷 朋子

深谷学芸課長による楽しい解説

深谷学芸課長による楽しい解説

2011年秋のツアーみどころ 

カテゴリ:協力会事務局 投稿者:editor

 本年度秋のツアーは新幹線、バスを使っての香川・岡山方面への旅。瀬戸内に浮かぶ美しい島豊島(てしま)へ渡り現代美術作家の作品を楽しみ、翌日は大原美術館、奈義町現代美術館を巡ります。

日 程  平成23年11月19日(土)~20日(日)

行き先  クリスチャン・ボルタンスキー/豊島美術館(てしま美術館)、 大原美術館、奈義町現代美術館

豊島美術館 瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられます。広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。

クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ(Les Archives du coeur)」は、豊島唐櫃(からと)地区王子ケ浜の瀬戸内海に面した松林の中にひっそりと建つ小さな美術館です。
ここでは、世界中の人々の心臓音を集めて心臓の鼓動に連動して電球が明滅するインスタレーションにより、「一人一人の人間存在に固有性はありがらも、死とともに消滅してしまう」という生と死の対照性をあらわしています。
訪れる方々一人ひとりが、この場所で自身の過去の経験や体験にもとづいて自分自身を発見し、感動を覚えるような場所であってほしいと願っています。

 その他、カーディフ&ミラー『ストーム・ハウス』、青木野枝(所蔵作家)『空の粒子』、リスト『あなたの最初の色…』、塩田千春『遠い記憶』など。時間が許すかぎり見学する予定です。

奈義町現代美術館 この美術館は、通称Nagi MOCA(ナギ・モカ)と呼ばれ、わが国を代表する世界的な建築家磯崎新によって設計され、平成6年4月25日に開館しました。
 国際的に活躍されている荒川修作+マドリン・ギンズ、岡崎和郎、宮脇愛子の4人の芸術家に一般の美術館では収集不能とされる巨大作品をあらかじめ制作依頼し、その作品、又その全体の空間を作家と建築家が話合い、美術館として建築化したもので作品を本尊にたとえれば建築家はそれに覆い屋を架けるという発想から建てられた、いわば、作品と建物とが半永久的に一体化した、美術館です。

 当美術館は、太陽、月、大地と名付けられた、外部からも明らかに認知出来るような形の3つの展示室から構成され、この土地の自然条件に基づいた固有の軸線を持っています。「太陽」の軸は南北軸、「月」の平坦な壁は中秋の名月の午後10時の方向を指し「大地」の中心軸は、秀峰那岐山の山頂に向かっています。

  池に面した喫茶室から太陽、月、大地の展示室と同時に、借景になっている秀峰那岐山を望むことが出来ます。日毎、季節ごとにその表情の変化を据えることが出来るのは当美術館の見所の一つです。それぞれの部屋で静かに個人個人が全身の感覚で自分なりに何かを感じていただくようになっております。

 建築家と芸術家が共同制作した、この奈義町現代美術館は、未来の美術館の方向を示すものとして一つの提案を差し出した、公共の施設として世界で初めて実現した美術館です。

アートと宇宙

カテゴリ:アート見てある記,ボギー鈴木 投稿者:editor

 9月3日(土)に芦屋市美術博物館で開催されている、「アートピクニックー美術を楽しむ」展を観に行って来ました。この展覧会は、身体的・知的・精神的に障がいを持つとされる作家の作品を紹介する展覧会で、「色・かたち・線」をテーマに、関西に在住する14作家・109点の作品を展示しています。展示の構成は、FORM かたち、 COLOR いろ、 LINE せん、の3部構成で、それぞれの作家が分類されています。全体的な感想をいえば、観ていてクスクス笑いたくなるような、楽しい気分させてくれる展覧会です。私は普段、美術館に癒しも安らぎも求めませんが、少なくとも不快感は覚えないし、私の好きな心地よい疲労感を感じさせてくれる展示でした。

 14時から、西はりま天文台公園研究員の高橋隼先生の講演会を聴講。演題は「アートと宇宙」。高橋先生はこの展覧会に企画協力されている、財団法人たんぽぽの家で昔ボランティアされていて、大学では地球科学を専攻、その後、働く障がいのある人のアート活動にかかわり、また天文学を勉強したくなり、西はりま天文台公園に就職されたそうです。文系の私は最初「宇宙」という言葉を聞いただけで、しり込みしてしまいましたが、「宇宙とは秩序と混沌が入り混じる深遠な世界」とか「宇宙は創造性を刺激する、星座・星空から想像力で創造された物語」など魅力的なキーワードとパソコン画面で説明され、門外漢の私でも楽しめる講演会でした。名古屋市美術館に隣接」する科学館のプラネタリウムは大人気で、なかなか整理券の入手が困難だと聞くが、少し天文に興味がでてきたので、いちど観に行きたいと思った。また、キリスト教絵画と天文学の関係など気になるところである。

 今回の芦屋訪問で得た収穫は魅力的な二つの施設を知ったこと。一つは「たんぽぽの家アートセンターHANA]。この施設は、財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人わたぼうしの会、奈良たんぽぽの会の3つの組織が運営していて、障がいのある人たちが個性をいかしながらビジュアルアーツやパフォーミングアーツに取り組むスタジオなどがあるそうです。もう一つは「兵庫県立西はりま天文台公園」。2mのなゆた望遠鏡(「なゆた」とは古代サンスクリット語にに由来し、極めて大きな数量の意味で、10の60乗、ゼロが60個だそうです)と宿泊施設があり、土日の夜には一般の天体観望会、宿泊者向けの観望会は毎夜開催されているとのこと。また行きたい場所が2箇所増えました。

ボギー鈴木(会員)

富山県立美術館にて BankART_大霊廟Ⅱ プライウッド新地 ヨコトリ_パオラ・ピヴィ_まだ誰も来ない MOTサテライト 目印はこれ! 河村るみさんをお迎えして 急遽解説してくださった角田学芸員 アルテピナコテーク さいたまトリエンナーレ 交流会にて 240の棺/Arigatou Sayounara 《帰ってきたJ.L.》は扉の向こう アンタイトルド・ドローイング・プロジェクト