「カンディンスキーと青騎士」展(三菱一号館美術館)

カテゴリ:アート見てある記 投稿者:members

 東京駅に着き、帰りの新幹線まで時間があったので、丸の内の三菱一号館美術館で「カンディンスキーと青騎士」展(- 2011.2.6)を見てきた。東京駅周辺は再開発の真っ最中らしく、あちこちで工事中の安全壁やクレーンを見かける。まだ鉄骨の構造がむき出しで荒々しい雰囲気の区画もあれば、クリスマスの飾り付けで華やかなブランド・ショップが並ぶ区画もある。

 寄り道しながら、15分ほどで美術館へ。明治期の建物を模した赤レンガ造りの外観は、周辺に林立するガラスに覆われたビル群とは、かなり異質。原設計が明治期の会社事務室棟ということで、展示室はかなりこじんまりとした印象。室内には再現された暖炉やダミーのドアがあり、美術館ではなく個人宅で自慢のコレクションを拝見しているような錯覚も。

 急ぎ足で見ていると、展示資料の中にAAC.アートライブラリーの「青騎士」年鑑を発見。2011年2月15日から愛知県美術館へも巡回するらしい。出かけた先で地元に縁のある何がしかを見つけると妙にうれしい。また、見覚えのある作品が何点かあったことにも納得。来年、もう少しゆっくり眺めようと思いつつ、帰路についた。

 これまで、東京出張で空き時間が出来たときは、八重洲側のブリヂストン美術館か、竹橋の近代美術館へ行っていたが、丸の内側にも三菱一号館美術館という楽しみが増えた。

杉山 博之(会員)

1件のコメント

  1. 杉山氏は、既に「カンディンスキーと青騎士」展を観られたのか。羨ましい~。確か、この先、愛知、兵庫、山口と巡回するはず。
    杉山氏はきっと、完全制覇(全巡回先を回ること、別名グランドスラム)を目指しているに違いない。

    ボギー鈴木(会員)

    コメント by members — 2010年12月26日 @ 7:14 PM

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